Case study list

「JAL CAビジネスリサーチ」導入により、市場潜在力の高い新コンセプトを確信。製品を新カテゴリーへと戦略的に転換する決定的な契機となった

日本たばこ産業株式会社さま

「JAL CAビジネスリサーチ」導入により、接客業の課題解決となる新マーケットと、製品の「食用」への方向転換を実現。地上展開に資する示唆を得て、事業拡大の足掛かりを得た。

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課題

PROBLEM


宇宙飛行士用歯磨きを応用したマウスウォッシュタブレット『Chupica』の開発において、最適な利用シーンの特定が大きな開発課題であった。


「心の豊かさ(Delightful Moment)」をコンセプトとする新規事業探索において、具体的な検証プロセスが必要だった。


従来の調査手法ではリーチが困難な、特殊な環境下での使用実態と、ユーザーの率直な意見を取得する必要があった。

02

ソリューション

SOLUTION


宇宙空間に環境が近い「航空機内」という特殊環境下での実証実験を実施。


他社ではリーチが困難な、美容・健康意識が高く、多様な感性を研ぎ澄ませた客室乗務員への直接インタビューとサンプリング調査を実施。


客室乗務員がお客さまによるインタビューに同席し、その場で率直な意見と深いインサイトを提供。

03

効果

RESULT


CAの方々からの具体的な課題(乗務中のお手洗いに関する課題など)から、接客業が抱える「不自由さ」を解放するマーケットの存在を確信し、「不自由さを自由にする」という新たなコンセプトを確立した。


当初の懸念であった「飲み込むことへの抵抗」を払拭し、製品を大胆に「食用」へと転換する決定打となり、「飲み込める」新カテゴリー製品としての方向性を確立した。


高度に特殊な宇宙環境を、環境が近い「機上」で検証できたことで、今後の地上展開やプロダクト開発に活用可能な示唆に富むデータを取得できた。


美容師など他業種へのアプローチへと展開し、接客業全般に対する解像度を深め、認知拡大に注力する展望が見えた。

D-LAB Director/公認会計士 片山さま

※D-LAB 
2020年に組織化されたJTのコーポレートR&D組織。
「D-LAB=Delightful Moment - Laboratory」の意。JTG Purpose「心の豊かさを、もっと。」の具現化に向け、 長期視点で、JTグループのまだ見ぬ「心の豊かさ」を研究・探索・創造する。活動は「心の豊かさ」を提供価値の起点としている。

どのような背景でサービス導入を検討されましたか?また具体的にはどのような課題をお持ちでしたでしょうか。

弊社の新規事業探索は『心の豊かさ(Delightful Moment)』をコンセプトに、私たちの生活における安らぎやリフレッシュ、つながりや個のこだわりが生む豊かな瞬間を提供することを目標に活動しています。この実現に向け、宇宙極限空間においても心の豊かさをお届けできないか、という思いから、宇宙飛行士用歯磨き『マウスペース』を応用した地上版マウスウォッシュタブレット『Chupica』(ちゅぴか)を開発しました。

しかし最適な利用シーンの特定が大きな開発課題でした。そこで、宇宙空間に最も環境が近い航空機内での実証が不可欠であると判断し、その検証と市場の解像度を深めることを目的に、「JAL CAビジネスリサーチ」に調査を依頼させていただきました。

導入のきっかけ

どのようにしてこのサービスをお知りになりましたか?
また、導入に至った決め手を教えてください。

まず、宇宙空間と機内という環境の類似性から、弊社の製品検証に最適な場所であったこと。次に、他では得にくい客室乗務員というユニークな属性の方々へ直接インタビューできるということ。そして、これまでのJALさまとの協業実績による信頼感と安心感も、最終的な決め手となりました。

実際に打合せや設計を進める中で、JAL側の対応や印象はいかがでしたか?

やり取りは非常にスムーズで、あらゆることに協力的でした。
特に、インタビューそのものが大変質の高いものであったことに加え、その後の動画や文字起こしの提供も有難かったです。またインタビューの人選においても、偏りがなく、こちらの希望に対して柔軟に対応してくださった点が非常に良かったです。

導入効果

サンプリング調査やグループインタビューを通じて、どのような発見や気づきがありましたか?

客室乗務員の方々から伺った乗務中のお手洗いに関する具体的な課題などから、接客業が抱える『不自由さ(ペイン)』を解放するマーケットの存在を確信しました。
この『不自由さを自由にする』という新たなコンセプトに商機を見出し、美容師など他業種へのアプローチへと展開し、接客業全般に対する解像度を深めることができました。

想定していなかった新しい視点・インサイトはありましたか?

今回の調査をきっかけとして、当初の懸念であった『飲み込むことへの抵抗』を払拭し、製品を大胆に『食用』へと転換する決定打となりました。これにより、フリスクと歯磨きの間に位置する『飲み込める』新カテゴリー製品としての方向性を確立できました。

調査プロセス全体を通して、印象的だった点や、他の調査手法との違いを感じた場面はありますか?

今回のグループインタビューは特に満足度が高く、他社ではリーチが困難な客室乗務員というユニークな属性層へアプローチできる点が、最大の強みだと感じました。調査において重視する属性の人選も非常に豊富で、我々のニーズと完全に合致しました。
また、別室ではなくインタビューに同席し、その場で質問できた点は、回答者の率直な意見を引き出す上で極めて効果的でした。

社内外の反響はありましたか?

今回の取り組みは、「心の豊かさ」を追求するD-LABにとって、社会実装を見据えた具体的プロジェクトとして重要なマイルストーンとなりました。

宇宙環境における心の豊かさという高度に特殊なテーマを、「機上」という制約条件のある環境でありながら、生活者にとって比較的身近な場に引き寄せて検証できたことは、地上での実装を見据えた検証プロセスの一環として大きな意義を持つものです。

本実証を通じて、今後の地上展開やプロダクト・サービス開発に活用可能な、示唆に富むデータを取得することができたと認識しています。

今後の展望

今回の実証実験を経た今後の展開や可能性、そして今後さらに注力していきたい領域や課題意識について伺うとともに、調査に参加した客室乗務員からの特に印象に残った声や反応についてお聞かせください。

今回の実証実験後の展望として、インタビューを通じて新たな展開の可能性が見え、今後は認知度向上に向けた拡大(エクスパンド)に注力していくことが課題である一方、調査参加者である客室乗務員からは、どのような路線や空間が一番大変かなど赤裸々な話を聞けた点が特に印象的でした。

日本たばこ産業株式会社

所在地住所 東京都港区⻁ノ⾨4-1-1

設立年月日1985年4月1日

従業員数連結 53,593人/単体 5,994人(2024年12月31日現在)

企業サイトURL https://www.jti.co.jp/

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担当者からのコメント

客室業務部 創造戦略グループ

柴田 早苗

客室業務部 創造戦略グループ

柴田 早苗

今回の実証実験では、「宇宙空間に類似する環境下での検証」というご要望をいただき、長時間フライトという閉鎖空間かつ特殊な機内環境を活かして実施しました。
「JAL CAビジネスリサーチ」は、お客さまの調査目的を深く理解した上で、的確なインサイトが抽出できるよう最適な調査手法を柔軟にご提案いたします。
パネルとなる客室乗務員は、美容・健康への意識が高いことに加え、日々の接客を通じて様々な感性を研ぎ澄ませております。そのため、一般のモニター調査では見落とされがちな微細な使用感や課題を的確にフィードバックするだけでなく、多角的なインサイトを導き出すことが可能です。本サービスを通じ、お客さまの商品・サービス価値のさらなる向上に貢献してまいります。

この事例で導入しているサービス

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