Case study list

地域の担い手不足と販路縮小の課題を、JAL連携と空輸サービスで克服し、持続可能な地域農業のモデルケースを確立

株式会社アンスリーファーム さま

JAL公式産直ショップへの出品で全国販売を実現。新規顧客獲得とブランド信頼向上につながった。

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課題

PROBLEM


山形県寒河江市での高齢化に伴う耕作放棄地の増加と農業担い手不足が深刻化


コロナ禍により催事・対面販売中心の販路が縮小し、地域外への販売拡大が必要だった


地域限定の販路では新規顧客獲得やブランド認知拡大が課題

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ソリューション

SOLUTION


2023年よりJAL公式産直ショップ「SORAKARA OTODOKE」への出品を開始し全国へ販路拡大


四季折々の果物を通年で出品し、リピート顧客や新規顧客を獲得


JALとの連携イベントやPR活動でブランド信頼と認知度を向上


顧客フィードバックを活用し、商品改良や発送体制を強化

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効果

RESULT


新規顧客層への販路拡大に成功し、地域訪問者の増加やブランド信頼度向上を実現


2年連続でアワードを受賞するなど高い評価を獲得


持続可能な地域農業のモデルケースとして成長を続けている


JALとの協力により、当日採れたてのさくらんぼを空輸で届ける特別サービスを実現

株式会社アンスリーファーム
代表取締役 安達 史倫(あだちふみのり) 様
専務取締役 川合祥吾(かわいしょうご) 様

山形県寒河江市では近年、地域の高齢化により耕作放棄地が増加し、農業の担い手不足が深刻化しています。そのような状況の中、2016年に20〜30代の若手数名で株式会社アンスリーファームを設立しました。私たちは『ひとくちで感動の味わい』をコンセプトに掲げ、口に入れた瞬間「これは美味しい!」と感じていただける高品質の果物づくりに取り組んでいます。

農業界の高齢化によって担い手が減少し、耕作放棄地が増え続けるなか、私たちは圃場を借り受け自ら生産を続けてきました。畑の面積拡大に伴い、催事販売や対面販売で実績を積んできましたが、コロナ禍の影響もあり、地域にとどまらない販路の開拓が必要となりました。 

そのような中、2023年にJAL公式産直ショップ「SORAKARA OTODOKE」と出会い、出品を開始。これにより、従来の地域限定の販路から一歩進み、全国の航空機利用者やJAL顧客へ直接商品をお届けできるようになり、新たな顧客層との出会いにつながりました。

導入効果・展望

2023年のJAL公式産直ECショップ「SORAKARA OTODOKE」出品開始以降、新規顧客層への販路拡大に成功。地域への訪問者増加やブランド信頼向上が実現し、2年連続アワード受賞の実績を生みました。今後はさらに販路多様化を進め、持続可能な地域農業の発展を目指しています。

1. JAL公式産直ECショップ「SORAKARA OTODOKE」への出品

JALのプラットフォームを利用することで、従来の地域限定の販路から全国の航空機利用者やJAL顧客へ商品を直接届けられるようになり、新たな顧客層へリーチが可能になりました。

2. 季節ごとの多様な商品ラインアップ展開

春のさくらんぼ、夏の桃やシャインマスカット、冬の洋梨など、旬の果物を年間通じて出品することで、通年の安定した販売を実現。これにより顧客のリピート購買や新規顧客の獲得につなげています。

3. JALのブランドと信頼を活用したPR・プロモーション

JAL産直ショップの信頼あるブランドを背に、商品の品質や地域貢献のストーリーを訴求しています。サイト内の特集掲載やアワード受賞による注目度アップも販路拡大の後押しとなっています。
さらに、2024年6月に東京で開催のJALの旅コミュニティtricoの会員向けイベントにて当日朝どれ空輸したさくらんぼの試食をしていただくなどJALとの連携イベントで新たなファン獲得につながりました。

4. 顧客フィードバックの活用によるサービス改善

JAL産直ショップを通じて得られる顧客の声を活かし、商品の改良や発送対応の最適化を進めることで、顧客満足度向上と口コミによる販路拡大を目指しています。
これらの施策により、アンスリーファームは新しい販路を開拓し、持続可能な農業ビジネスの基盤を強化してまいります。

その他伝えたいこと

株式会社アンスリーファームは、化学肥料を一切使用せず、有機肥料のみで果物を育てています。自然の力を最大限に活かし、果実が「最高の状態」に達するまで木に実らせ、限界まで養分を吸わせてから収穫する。その徹底した姿勢こそが、私たちの果物に宿る“驚きと感動”を生み出しています。

しかし、農業は天候に左右される、不安定で厳しい現実を伴う職業です。2024,2025年度は高温の影響でさくらんぼが大不作となりました。時には自然の大きな力を前に立ちすくむこともあります。

それでも私たちは挑戦をやめません。「地域の農地を守りたい」「果物を通じて笑顔を届けたい」――その強い思いがある限り、困難に立ち向かい続けます。

若手農業ユニットとして地域課題の解決に挑み、四季を通じて愛される農産物を生み出す。そしてJALとの連携をはじめ、持続可能で環境にやさしい農業のモデルケースとなるべく、挑戦と成長を重ねてまいります。 農業は決して安定した道ではありません。けれども私たちは、挑み続けることでしか未来を切り拓けないと信じています。JAL様との連携によりESGに資する農業のモデルケースとして一層尽力してまいります。

株式会社アンスリーファーム

所在地住所:〒991-0024 山形県寒河江市六供町1-2-29
設立年月日:2016年
従業員数:7名
事業内容:さくらんぼ、桃、ぶどう、西洋梨等の生産・販売
サイトURL:https://anthreefarm.com/
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担当者からのコメント

日本航空株式会社 貨物郵便本部事業推進部 開発グループ マネジャー

遠藤 朋美

日本航空株式会社 貨物郵便本部事業推進部 開発グループ マネジャー

遠藤 朋美

2023年の当ショップ「SORAKARA OTODOKE」オープン時に、アンスリーファーム様の「地域の農地を守りたい」「果物を通じて笑顔を届けたい」という熱意に感銘を受け、当方が専務取締役の川合様に営業をさせていただいたのがご連携のきっかけとなりました。

 同年6月、「当日採れたてのさくらんぼ」を、”JALの空輸でその日のうちにお客様にお届け”する、当ショップの目玉サービス「空からお届け便」の第一号としてお客様に感動の果実をご提供し、メディアにも多く取り上げられました。さくらんぼの旬以降は、白桃、黄桃、シャインマスカット、洋梨と四季を通じて妥協しない果実を出品いただき、当ショップの固定リピーター顧客様の創出にも大変に貢献いただきました。
 さらに、生産の最前線・現場を知らないJAL社員に対し、アンスリーファーム様より農業は自然相手の大変困難を伴う事業である旨も、個別具体の事例を通して、たくさんの得難いご指導をいただきました。
 気候変動により、最適な収穫時期、地域も世界中で著しく変化している昨今です。JALは今後もアンスリーファーム様はじめ、「地域の農地を守りたい」「果物を通じて笑顔を届けたい」と同じ意向を共有する事業者の皆様とともに試行錯誤をしながら、地域課題の解決・お客様に地域の素晴らしいものに感動いただく機会を作ってまいります。

この事例で導入しているサービス

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